世間一般では「朝活」と呼ばれる活動ですが、幼稚園でも１０時過ぎから日々行われています。社会人のそれとは様子が異なりますが、目的やねらいを整理していきたいと思います。

活動の質が上がる

　朝は休息の後ということですから、脳に疲労が溜まっておらず、生産性があがると言われています。お昼寝をしたり、降園時にはウトウトしてしまうことすらある子ども達ですから、朝にしっかり活動するのは大切です。「朝の１時間は夜の３時間に匹敵する」という言葉もある（実感します）のですから、「朝どんな活動をしているか」は一日の充実度や価値を左右することなのです。

園生活のリズムを整える

　幼稚園の朝活は、基本的にルーティーンです。登園時はいろいろな状態の（身体的にも・情緒的にも）子ども達ですが、「毎日同じ事を行う」ことで気持ちは落ち着き、切り替わっていきます。様々な環境に関わっていく、その準備ができていくのだろうと思います。

　サムネイルの写真は出席のやりとり、上の写真は「言葉の時間」です。子ども達が先生の掲げるカードにしっかり注目していることが伝わるでしょうか…「見る」というのは知覚において相当大切な事で、「見るべき所を見ることで、メリットがある」という経験を積んでおくことは、早すぎることがないと思います。