学校法人明照学園

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教育理念

幼稚園の教育理念を詳しくご説明

EDUCATIONAL PHILOSOPHY

幼稚園は、ご家庭の延長ではなく、独自の育ちの場として子どもたちの成長を支えます。集団生活を体験し、社会性を育むことが幼稚園としての核心です。社会の中で生きていくための成長を促すことができるよう、時代の要請に応じた教育方法を採用しております。子どもたちは日々変化しながら成長していく力を持っていますが、それだけでなく、現代の日本で生きる子どもたちに必要な教育を提供することを教育理念として掲げています。

子ども達の成長のために、必要なことを。大切なことを。

幼稚園は基本的に教育機関の1つであり、家庭での「育ち」を補完するものです。言い換えれば、家庭の延長ではなく、「ならでは」の育ちのある場所です。具体的には、集団生活を通して社会性を身に付けることで「人間」=人と人との間に生きるもの=としての育ちを促すことが根本と考えております。このような幼稚園としての根本のあり方を見据えた上で、時代にあった教育内容と方法を取り入れております。

教育理念

子どもの成長のために、必要なことを。大切なことを。日々に変化をしていく子ども達。生活を重ねて自然に伸びるだけでなく、それを踏まえた上で「現代日本に生きる」子どものための「教育」を行ってまいります。


教育目標

1. 器用に暮らせる子ども(知育的側面)
2. 気持ちよく暮らせる子ども(徳育的側面)
3. 安全に暮らせる子ども(体育的側面)

これら「知・徳・体」の捉え方は伝統的なものでありますが、どこか1つだけが伸びるというのではなく、「子どもの育ち」の側面・視点であると考えるのが大切です。どんな活動にも、この3つの視点からアプローチすることができるのです。


教育目的

「人生を楽しみ、主体的に社会を作っていける子どもを育てる」。子ども達が20才、30才になった時、どのようであれば「幸せな人生を歩んでいる」と感じられるでしょうか。そのためには下記が必須であると思います。

1. 身体そのものも含め、色々な道具・言葉・知識を使いこなせる
2. 明るく、前向きで将来に期待を持てる
3. 危険を回避し、自らを守ることができる

また、子どもが成長していくためには「横(人間関係)のつながり」と「縦(文化)のつながり」による安定、そして「やってみたい!」というエネルギーが必要です。環境を構成し、子どもを教育するにあたり、この3つを大切にしております。


基盤となる考え方

全てのベースとなる考え方は、「子どもには”遊び”や”学び”という概念区別はない」ということです。自らを取り巻く環境に対して関心を持ち働きかけ、そこから何かを得ていく、というプロセスが成長の姿です。学校でイメージする「遊びの時間」「学びの時間」は、幼稚園では区別されないのです。「体験から学ぶ」と言い換えることもできるでしょう。

「遊び」とは何か?

もちろん、教師として様々な事柄に興味を持てるよう働きかけをします。幼稚園では「遊び」を大切にします。究極的に「遊びである」ということは、「・・でなければダメ」ではなく「即できなくとも、間違えてもいい。でも、この方向で成長して欲しい」という大らかで粘り強い視線、関わり方と捉えております。

例えば、種々のせいさく。手際が悪かったり、思うようにできないこともあるでしょう。そんな時も「ダメだ」と否定するのではなく、「できるようになるといいね」という視線を持ち、何度も教えるということです。あるいは、「何度言ったら分かるの!」と言いたくなるシーンも、子どもが育つ中には沢山あります。同じ事を何度も繰り返す。その中で、ある日変わっていくのが子どもの姿ではないでしょうか。それを待とうとする側の「ゆとり」。それも「遊びという捉え方」でしょう。つまり、「遊び」を視点として持つことで、経験全てから成長を促せると考えているのです。

上手くいっても得る事があり、そうでなくとも得ることがある。もちろん「玩具で遊ぶ」「庭で遊ぶ」といった意味での「遊び」も幼稚園にはあります。子どもが自らを発揮する場としての「遊び」です。しかしそれと同等に、大人の・教育者としての視点からも「遊び」を大切にしたいと考えております。

カリキュラムの編成

また、一斉保育と自由遊びは単に並んでいるだけでなく、相乗的に成長を促すと考えます。つまり、お互いに影響しあい、プラスの循環を作っていくことを意図します。「幼稚園」という場で経験した様々な力は、最終的に実際の生活で使ってこそ役立ち、身につくと考えております。

「何をやっても練習。何をやっても身に付ける過程」。遊びを、そんな風に言い換えることもできると思います。なお、具体的な生活の流れ、様子については「生活の様子」「園長の徒然」のページもご覧ください。


沿革

関東大震災の翌年、大正13年に明照幼稚園は始まりました。焼け野原になった東京の町で、当時の住職が「今、寺院としてできる社会貢献は、幼児を教育することである。それが社会を再生していく道だ」という志がかたちになったのです。以来80有余年の歴史を数えます。当初は浄土宗「光円寺」の幼稚園でしたが、昭和39年に学校法人となり現在に至っております。最初の卒園生は24人だったそうですが、今までに数千人の卒業生を世に送り、すでに「明照幼稚園3代目」という方もいらっしゃいます。平成19年3月には新しい園舎が完成し、皆さんに沢山の喜びを与えられるよう、そして創立者の思いに沿えるよう、教職員一同歩んで参りたいと思います。

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