柿を見つけて、どう観るか。科学と昔話と心根と。
2026/10/19
今日は久しぶりの…9月は雨にたたられて開催できなかったのです…お御堂参り。7月から2か月が空いてしまったのですが、年少組さんもかなり正座ができるようになっており、運動会を経たからか、何だか逞しく感じました。
今日はお話の前に柿をひとつ取っておきまして…まだ青みがかっているのですけれど、子ども達に見せました。「これ、知ってる?」「柿の実だ!見たことある!」と早速の好反応。葉っぱの特徴を話したりして、少し観察して貰います。
さて、「これ、おいしいかな?」」と尋ねてみました。最初は「おいしい!甘いよ!}という反応が多かったのですが、少しすると「まだ、これ硬くておいしくない」「緑色だから」「洗ってないから美味しくない」と、「食べられない」に傾いていきました。前者は「柿という知識で答える」、後者は「実際にその実を見て答える」といった所でしょうか…大半の子は「猿蟹合戦」を知っていますから、それを少し引き合いに出して、「赤くなったら食べられるんだよね。良かったらみんなも、赤くなっていくのを見てみてね」と締めました。
その後は「お月様が見ている」という、兵庫の昔話。
| 昔々、お腹のすいた父子が歩いていると、畑でカボチャができていた。父は出来心で「誰も見ていないならば頂戴しよう」と畑に入る。所が息子が「お父さん、見ているよ」と告げる。慌てて見渡しても誰もいないようだが、息子が「お父さん、お月様が見ているよ」と説き、父も納得して手をつけずに帰って行った、というお話。 |
子ども達、かなり息を潜めて聞いていました。特に「見つからないように、こっそり畑に入る」あたり。繰り返される「いないじゃないか」には笑っていましたが、「お月様が見ているよ」には「そうかー」と納得した子も多かった様子。
園長として面白かったのは「ねぇ、その後、この人たちどうしたの?」という疑問の声があがったことでした。確かに空腹のまま帰ることになります。しかも、お母さんは床に臥せっている。「正しい気持ちに免じて、神様が食べ物をくれる」かもしれないし、偶然お金を拾うかも知れない。お母さんは「それはイイコトをしたわね」と子どもを褒めてくれるかもしれないし、お父さんが畑の手伝いを申し出るかも知れない。
…いま私が考えただけでも
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