今日は、年少さんが「お庭の使い方」を聞いて少し遊びました。丁度お天気も良く、子ども達も嬉しかったことでしょう。その様子を見ながら、改めて思いました。「幼稚園は、遊びを通して（あるいは遊びから）学ぶ場なのだなぁ」という事です。もちろん子どもの目から見れば遊ぶ事そのものが目的ではあるのでしょう。しかし幼稚園として見ているのは「その事を通じて何が成長するのか？」ということです。例えば滑り台は、子どもから見ればスピード感・体の感覚での楽しさが大きいとは思いますが、幼稚園のクラスで・みんなで遊んでいる時は「順番」「ごっこ」「周りの安全を確かめる」など色んな要素が入ってきます。そしてそれこそが、幼稚園として成長して欲しい部分です。
　もちろん、一度お話して「分かったかな？」「はーい」というやり取りがあっても、よっぽどのインパクトでなければ、それで身につくことはありません。実際に体験し、それを言葉で表現し（×何度も繰り返し…）て「身につく」という状態に至ります。よく言う話ですが、「何度言ったら分かるの？それは…楽しいことでも８００回です」というヤツで、何度も何度も状況に立って行動して反応があって…年月をかけて学んでいくことです。大人からすれば、信じて繰り返して待つことです。
　と、自分にも言い聞かせます。