一昨日より、近所にある中学校から「職場体験」の学生さんが３名、お越しになっています。三人揃って出勤してきて、「失礼します。◎◎中学校から参りました。今日も宜しくお願いします」と、まぁほれぼれするほどのしっかりした挨拶です。声もちゃんと出てる。
　そして、中に入っても「自分で選んで来た」ということからか、とても積極的な姿が目立ちました。運動会の練習では手を出せない部分もあるのですが、子ども達もよく懐いて…距離感を測っている？…子もいました。私から「幼稚園、どうですか？」と水を向けてみると「これだけ多くの子がいて、色んな事をしている中で、まとめていくのは大変ですね」と。先生が「何をしているか」よりも「どのように」を見てくれたのだと思います。私の記憶では、中学校だって「まとめるのは大変」だと思いますが、少なくとも「生徒という立場ではない所から教育の現場を見る」、いつもと違う視点を持てたことは確かでしょう。「子どもと遊んで楽しいな」の中にある気持ちの切り替えとか踏ん切りとか、単純ではないところを理解してくれたのは意味があったな、と思います。

　以前どこかの研修会で出ていた、「学生のうちに小さい子に触れる経験を持つことが、将来の家族像イメージを作ることに繋がる。子どもについての理解があることで、本人も優しくなれる」ということを思い出します。職場としての体験ではありますが、家庭生活を「子ども視点」以外で考えるきっかけにも、なるといいなと思います。
　改めて、参加してくれた三人と、送り出して下さった学校に御礼申し上げます。ありがとうございました。