今日は、お母さん方にお集まりいただき、「お別れアーチ」を行うことができました。本来であれば、「お別れ園外保育」の最後に予定していたのですが、お天気の都合で流れてしまい、今日に延期した訳です。そう、「延期してでも行いたい」行事なのです。
　子ども達がどんな思いでアーチを作り、どんな思いで歩いて行ったのかは分かりません。しかし、大人達はひとしく思ったはずです。「あなた達に、幸いがありますように」と。この学年は、本当に史上初で「３年間、園庭でアーチをした」子たちとなりました。相当レアなことです。最初は精一杯手を伸ばしてアーチを作っても、通っていく年長さんは窮屈だったかも知れません。年中さんになって、自分は少し大きくなって、一年間見上げてきた年長さんが自分より小さく屈んで通っていくのを見たことでしょう。
　そして今年。「狭いよ〜」とか嬉しそうに言いながら、長い長いトンネルを歩いて行きました。
「その狭さはアナタが成長してきた差分だよ」という言葉が浮かびました。
卒園式は、園長から証書をお渡ししますけれど、それはある意味、象徴としてなのです。実際は幼稚園の全職員・残る在園児・お母さん方、その全員から送り出してもらうものだと思います。ご参加いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。