今日は月末の月曜日ということで、お御堂参りを行いました。緊急事態宣言は明けたものの、「まだ全員が本堂に集まって、笑ったりするのは如何か」と躊躇した結果、学年ごとの開催となりました。
　となれば、学年に応じた内容も考えられるわけで、メインとなるお話を学年ごとに変えてみました。
　年少さんでは、「蛙と牛（イソップ物語）」の、ちょっとアレンジ…母ガエルではなくて「ちょっと大きなお友達」にしてお話しました。「スーッと吸って…お腹がボヨーンと」のところで充分受けてくれました。身振り手振りでも結構楽しんでくれて嬉しいです。
　年中さんでは、同じ話の「正式」版。お母さんが出てきてお腹を膨らませます。
　この話をする時には、ひとつ試してみたいことがあったのです。それは、「実際に息をすると胸やお腹が動くこと」に気付いて欲しかったので「お腹を触りながら、息をグーっと吸ってごらん」と声をかけてみました。「どうかな、胸が動いてる？それともお腹が動いてる？」私は成人男性なので、息を吸うとお腹が動きます。女性はどうも胸が動くらしい。では子どもは？ということでしたが…胸が動いた！と感じた子が多かったようです。

　さて年長さんは、場面変わって「ウサギと蛙の競争」にしました。内容は「ウサギと亀」のアレンジで、「競争してゴールに早く着くのも価値があるけれど、途中で楽しみを見つけて味わうのにも価値がある」というものでした。ウサギと亀はいろんなアレンジとか意味付けとかできるのですが、ちょっと現代っぽい感じで話してみました。
　その上で、「幼稚園の玄関に、ウサギと蛙の絵がかけてあるよ。何をして遊んでいるところか、考えてみてね。分かったら園長先生に教えて」と出題してみました。答えは…「でんぐり返し」「抱っこ運び」「すもう」…。一応正解としては「相撲」なのですが、子どもたちには様々な場面に見えたのですね。「全部正解！面白いね」とコメントしました。
　良かったら、どうぞごらんください。