週が明け、昨日の雨のお陰か、暖かい日射しの中、園児達が揃いました。やはり活気が違いますね。ここ職員室に聞こえてくる歌声も、何となく嬉しそうに感じます。
　さて、今週末はいよいよ「お遊戯会」。学年を越えての「見せ合いっこ」が始まりました。子ども達は練習をしていく中で、中だるみ…というか「もう充分できるよ、もういいや…」という気持ちを生じることがあります。そういう時期をどうクリアしていくかについては、先生方も心を砕いており、将来においても「そういった時期を乗り越える」ために必要な態度だと考えております。
　その大筋が、「変化しつつある（小さな達成をしている）」ということの自覚だと思います。達成感や扱いの変化です。成長全般に於いても「発達課題」は常に変わっていくものですが、それを子どもが意識することで、自覚的な行動として「自律」に繋がっていくと思います。
　「他のグループに見てもらう」「他の学年に見てもらう」「衣装を着てみる」「先生に見てもらう」あるいは「先生の補助がいなくなる」…そういった「以前と違った扱い」を受けることで、育つ部分があるのです。
　幼稚園へ行く子に、赤ちゃん扱いはできませんよね。「この子の願いを全て叶えてあげよう」というのは、赤ちゃんに対しては考えますが、３歳児にそれでは「我が儘ッ子にそだてる」ですから。そのずっと細かい「扱いの変化」が、日々起きているわけです。
　今日からの「他の学年にも見て貰う」というのは、かなり本番に近い状況。ホール一杯のお客様の前で演じる日が近いことを、感じる子もいるかも知れません。