今日は年中・年長組さんの体操です。ホールへ見に行ったら、ちょうど年中組さんが２人組で「手押し車」をやっているところでした。私も遠い記憶に（小学生頃かしら？）「コンバインで田植え〜」とか言いながら、やっていたのを覚えています。
　それが大人になってみると、なかなか色んな要素がある運動だなと思います。自分の体重の半分ほどを、手で支えなければなりません。ハイハイの経験が多い子少ない子、今の住宅事情にもよるのでしょうけれど、得手不得手がありますね。また、相手を信頼するとか、しっかり握るという「２人組の運動」であることも特徴です。先には抱っことかオンブとか出てきます。自分の身体と態勢を支えることは、一生を健やかに過ごす上で、すごく重要なことです。
　さて、そんな真剣なお兄さん・お姉さんが、更に頑張ることがありました。年少さんが見学に来てくれたのです。子ども達は「見て、見て」を連発しますが、「見てもらっている・視線を向けられている」ことに大きく勇気づけられるということでもあります。しかも「自分より小さい子から…」というのは、張り切らざるを得ない状況です。
　そして同時に、見ている子達からも、年中さんは眩しく見えたことでしょう。（かっこいい）体操服を着て、普段の生活では見られないことをしている。一生懸命で、迫力がある。思わず目を奪われる光景な筈です。そして、きっと思うのです。

やってみたいなぁ、と。

　この第一印象は、とても大切です。まずは気持ちから、意欲から。間違っても、「大丈夫？怖いかも、痛いかも」というマイナスの先入観を持ってスタートさせてはいけません。そんな先入観は、何の役にも立たないのです。