年長組さんの運動会練習を見ていました。残すところ１０日となり、手具を手に持って踊ります。ある所で「バサッ」という音が揃って響きました。その音に、子ども達の真剣な気持ちが表れている…何の論理もありませんが、そう感じました。よく見ると、やはり揃って「ピッ」と決めポーズのタイミングがあります。その音・手先・表情を見ているだけで、何だか感動していました。
　「神は細部に宿る」という言葉があります。いろんな意味づけがされているようですが、主としては建築とかデザインの言葉のようです。「細かい所こそ、手を抜くな。神様は、ぱっと見では分からない所もきちんと見ているぞ」という感じでしょうか？

今日は、天の邪鬼に（あるいは自由に）…

　私は「気持ちというのは、ほんの細かい所を見ることで感じられる」とも解釈できるなと思います。言葉の端々。ちょっとした表情。本人がいちいち細かい所を一つ一つ認識せずに動作することで、逆に奥底が表現されてしまう。
　…あれあれ？視点が変わるだけで１８０度違うことを言っているように聞こえる…。あぁそうか、私の解釈は「神＝気持ち」だからだ。私の解釈だと、「神は、気持ち＝本人の奥底に宿っている」ということですね。って、仏教的かも（というオチでした）。

　ちなみに…　「宿る」に何かあるのか（これこそ細部ですか？）探したのですが、英語では簡単に”God is in the details”でした。むしろ、このBe動詞を「宿る」と訳した感覚に拍手すべき気がします。
　「神は細部にあり」…じゃ、今ひとつピンと来ないです。