今日は、年度最後のお誕生日会でした。多くの方にお越しいただき、子ども達はたくさんお祝いしていただきました。お忙しい中お出かけいただき、本当にありがとうございます。
　お誕生日会では、各学年とお母さんから２曲ずつ、そして毎回「お誕生日の歌」が流れます。合計９曲。日々歌ってきたものの発表会という側面を持つのですが、ここで他の学年の歌を聴くことで、「ああ、私も歌ってみたいな」と思ってじっと見つめたり、小さい子が歌うのを聞き、嬉しくなって声を合わせて歌ったり、励ますように手拍子をしたり。いろんな気持ちが生まれているのが分かります。
　子ども達ですから、正確さとか技法とかは、たかが知れているのかも知れません。けれど彼らの歌が心を打つのは何故なのでしょうか。
　それはきっと、「心を一つにする」行為であるからに違いありません。初めて聞く歌でも何か感じる。一緒の時と場所を過ごしていることを感じる。いつか大人になって、幼稚園での事を殆ど忘れてしまったとしても、ふと流れてきた曲で思い出すことがあるかも知れない。それは、歌が気持ちに繋がっているからに違いありません。
　終業式・卒園式ではまた子ども達の歌を聞くことができます。でも、その後暫くはおあずけ。淋しい限りです。勝手なこと言っていると自分でも思いますが、本当の気持ちです。