なかよく、とは?(平成27年6月園だより)
2026/06/05
集団の中で気づくこと。
幼稚園の生活パターンが分かるということは、居場所ができるということです。その安心感を土台に、周りの人たちのことが色々と見えてくるのが、この時期ではないかと思います。同じエプロンをして、一緒に遊んでいるけれど、あの子と僕は違う。そんな「他者」意識もはっきりしてきます。
周りが見えてくる分、実は今までに見知っている常識、つまり家庭内の価値観とは違う原理で活動している子を目にすることになります。お弁当の中身はそれぞれ異なりますし、好きな遊びも違う。跳び箱が恐い子もいれば、池が恐い子もいる。勿論、もっと直接的に、「僕がずっと車に乗るんだ」「いや、僕だ」という葛藤の場面も出てくることでしょう。「なぜ?」かは分からないけれど、とにかく違うことは分かる。そうして、他人の行為を見ることで、お互いの内面=気持ちを推測(理論立て)していくのが集団の力学だと思います。もちろん、この推論も試行錯誤です。
これは、子どもだけに限らない話だと私は思います。「子どもってこんな感じ」というイメージが、いろんなお子さんに触れることで変容していく。いろんなお母さんに触れることで、お互い触発される。「価値観が広がっていく」という意味では、子どもも大人も、そして我々職員にも同じ事が起きているのだろうと思います。物語やドラマで、最後にオチがつくと、受け手である私たちも「ああ、そうだったのか」と受け入れることができ、相手との距離感に得心がいく。そうした上でのつきあいが、本当の「仲良く」という事ではないでしょうか。
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明照幼稚園
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