お別れ園外保育

　去る７日、「お別れ園外保育」として飛鳥山公園へみんなで遊びに行きました。子ども達、先生方、親御さんみんな一緒に遊ぶのは、実はこの年一回しかありません。幼稚園では年間５回の「お出かけ」がありますけれど、他は基本的に「お付き添い」といった感じ。これだけしっかり「親御さんと一緒に遊ぶ」のは他にないのです。

　遊ぶというのは、「何処へいった、何をした」というのも大事ですが、多分一番大切なのは「誰とだったか？」ではないかと考えています。それこそ、「好きな人と一緒にいれば、何処へ行っても楽しい場所。何をしても楽しい思い出」というわけです。保護者の方の中には予定を調整して下さった方もあり、非常にありがたい集まりでした。

　プログラムとしても、しっかり「親子ならでは、かつ幼稚園ならでは」ができるようになっており、最後には写真の「年長組送り出しアーチ」まで行うことができました。幼稚園の３年間は短いです。今日は先頭で、精一杯背伸びしてアーチを作ってくれた子も、２年後にはそこを「窮屈だな−」とか笑いながら通り抜けていくのです。そして自分の、ではない保護者さんにも「卒園おめでとう」と声を掛けてもらう。色んな意味で象徴的な活動だと考えています。「もし当日が雨で公園が中止になっても、アーチだけは何としても行いたい」と例年の年長組が力説するのも、良く分かります。

　一つ一つの行事を終えながら、年度の終わりが近いことばかりが感じられます。