暑くなってきて、園内にはいろんな蝶が飛び回っています。今年は泰山木もたくさん咲くなぁと思っていたのですが、虫も非常に多いです。シジミチョウ（弱いので却って貴重です）、モンシロチョウ（よく２羽で戯れています）、アゲハチョウ、タテハチョウ。畑にはいろんな色の天道虫も見かけます。

　ちょうど朝の登園時間には、水撒きをした跡の水溜りがあって、蝶が水を飲みに来るのです。その反応が面白い。虫が好きな子は真っ直ぐに近寄りたがるし、水を飲んでいるのを見つけて通るのを待ってくれる方もいます。もちろん、一直線に玄関に向かう人もいます。それぞれの好みとか状況によっていろんな対応があります。
　しかしいずれにせよ、「幼稚園の園内で虫と出会う」ことがなければ経験し得ないことです。しかも時期が限られている。「目を向けなければ存在していないのと同じ」はやや極端な言い方ですが、それに近いことを感じます。これからもいろんな生き物が園内に出てきます。思わず見惚れてしまう…そんな時間も幼児期には必要なのではないでしょうか。