今日は幼稚園での練習。この時間になってみれば「大丈夫だったか…」と思うのですが、朝の具合では降ったり止んだりで、このような判断をしました。
　今週のはじめから、園内でも金木犀が咲きました。この木、本当に「都内で一斉に」という程で、当日の夜のニュースで取り上げられたりしましたね。お互いを見て「せーの」で咲くわけではないでしょうから、自分の体内メカニズムにしたがって「今だ！」と開花するのでしょう。そういえば、小さな池の側にあるボケも、一輪だけ咲いています。
　昔の歌じゃありませんが、みんなで一緒に咲いてもきれい、一輪だけ咲いてもきれい。その「きれいさ」は、その花一輪のものだと思います。玄関ホールにも飾ってみましたので、良かったら子どもにも教えてあげて下さい。
　グランドでの練習が始まってからの時期、園内の練習は少し気を遣います。というのは、見えている景色が異なるので、隊形異動に戸惑いを生ずるのです。自分を客観視して、「全体の中のどのあたりに自分が居る」を知覚するのは幼児には難しいので、いきおい「目に見えるもの」を手がかりにせざるを得ません（体操で並ぶ時も同じです）。その辺り、先生方も心得て「線とお隣をよく見てね~」と指導しています。「周りとの間隔を調整しながら自らの位置を決める」というのはなかなか高等な判断、一人ひとりが自覚していないと行えないことです。運動会当日の撮影の際には、ぜひワイドの画面も入れて下さいね。広い視野で捉えるからこそ見えてくることがあります。