何やら難しそうなタイトルですが、今日の年長さんの体操参観で見られたシーンです。
　３学期、最後の体操参観では、何か有終の美というか大きなイベント的に終わることが多かったのですが、今年度は少し異なった趣でした。例年ですと、「全員で逆上がりあがる！」とか「クラス単位などで、長縄連続１００回目指す！」といった、客観的というか絶対的な課題があるのですが、実は今年度、両方とも終わってしまっているのです…つまり既に達成してしまった。
　だから、とは思うのですが、今日は「つき組vsほし組」という相対的な演出が多かったと思います。偶々ですが人数も同じ、実力は伯仲。そういうハラハラさを味わいました。しかしこれ、実は例年よりもハードルが高かったのではないかと思うのです。つまり、「クラスとして勝つ！」ためにはリレー的な要素が入り、気持ち的には大急ぎの中、もちろん課題はこなしつつ、友達と衝突する訳にもいかない。「急ぐ」と「ぶつからない」という２つのベクトルの中で、自ら判断してスタートし、課題に取り組み、場所をあける。クラス全体の力が試されたと思います。
　それにしても、両方のクラスが勝ったりするところは、なかなかよい終わり方でありました。周りも見ながら自分も精一杯。まさに「今日この場でしか見られない」競争だったと思います。
　そして、たくさんの声援を送って下さった保護者の皆様、どうもありがとうございました。何度も書きますが、体操関係は「臆面も無く応援できる」貴重な機会です。「勉強している所を応援する」とは違った形ですが、「私達は、あなたを応援していますよ」を直接伝えられる機会は、滅多にありません。ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。