平仮名だとピンと来ませんが、「冷てっ」。年少さんの発した言葉です。

　今日は避難訓練がありました。年度も終わりに近づいていますし、今までとは異なるバリエーションでの実施となりました。
　具体的には「一段階、リアルにする」ために、「園庭で遊んでいるとか、日常に近い行動をする中での発令」をしました。今までは、放送をしっかり聞いて、先生の話も聞いて、落ち着いて一つ一つ行動してきたのですが、そういったサポートが少し外してあるということです。
　特に年長さんは、クラスがばらばらに行動している…園庭から部屋に戻る途中…ときの発令となりました。自分で（近くの）先生を探し、身を危険から守る行動もしなければなりません。結果、一旦は離れていたクラスの仲間と、園庭で無事に再会することができました。この「避難先で再会」というのは、実際の災害に遭った場合には起こりやすいストーリーだと思います。
　故にどうか、ご家族の避難場所を決めておかれることをお勧めします。外出先であれば、「先ずは家に帰る」ことが一つも目標になるのでしょうけれど、その一段したに「避難所に行くならここ」を共通理解しておくことは、その時の安心感のためにも大切であると思います。

　さて、ようやくタイトルに戻りました。何かしら遊んでいる途中で避難訓練が始まったものですから、砂場の遊び道具もそのまま出ていました。年少さんのあるクラスが片付けてくれていたのですが、ある男の子が率先してタライで遊具を洗ってくれていたのです。大丈夫かな…と思いながら見ていましたが、「冷て〜」とか言いながら、若干楽しんでくれているようで、良かったです。本当にありがとう。彼も自宅では、「お掃除を手伝う感心な少年」なのかは不明ですが、幼稚園の場では、とても積極的に活動してくれています。ありがとう再び。立派です。