参加者全員で
2015/10/10
今日は、多くの方に運動会へお越しいただき、本当にありがとうございました。お天気も丁度よく、子ども達も思う存分動けたのではないかと思います。
タイトルの「参加者全員で」ですが、プログラムに載るような「全員」は「国歌」と「万歳」位かも知れません。しかし、どの瞬間も、子ども達・観覧者・職員の全員で作り上げていた運動会だったと思います。
会場の準備・後片付けを手伝って下さったお父さん・お母さん方、ありがとうございました。多くの方に見ていただけるよう、園外での開催としておりますが、それ故に万事スピーディーに進めなければなりません。そのための環境作りや、来場者が気持ちよく・後から来る方にも気持ちよく過ごしてもらえるよう、本当にたくさんのお力をいただきました。みなさんに作っていただいた場で、子ども達は運動会を行うことができました。
また、ご家族を始めとする、ご来場の皆様。子ども達に惜しみない拍手を送って下さって、ありがとうございました。「会」として行う以上、「見ていただく」のは必須のことです。クラス全体で努力を重ねてきた、それを認めて下さったことは、本当に有り難いことです。これは幼稚園単体ではできません。「お客様」がいるからこそ、「会」として成り立っているのだと思います。
特に有り難いのは、「我が子・我が孫」以外の子ども達に、沢山の拍手をいただけたことです。単に家庭の延長であれば、「我が子」にだけ拍手を送ればいいことです。でも、他クラス・他学年の子にも応援の声を掛けて下さった。大袈裟ですが、一種「社会から認められた」経験であったのだろうと思います。
私はいつも、最後の年長組の演し物を見ると、「ああ、君たちも卒園する滑走路に入ったのだな」という感覚が生じます。どう過ごしても、あと半年。その半年を充実して過ごせるよう心を尽くしてゆく積もりですが、あの拍手は、「卒園していく子ども達」の背中を力強く支え、押して下さったのではないかと思います。
園に戻って職員と話していたら、私の知らないドラマがたくさん生まれていたようです。緊張・怖い・不安…そんなものを、友達と先生を信じることで乗り越えていったことが、たくさんあったようです。悔しい思いをした子もいたでしょう。しかし、まさに「悔しさに耐える」ことで得られる成長があります。彼女の思いを察し、そっと背中を一撫でした教諭がいました。本当は抱きしめてあげたかったのだろうと思います。けれどその事で、「あなたの気持ち、分かる。そしてあなたの持つ力を信じているよ」というメッセージを送ったのだと思います。
…テントにいたら、最後にどなたかが「手が痛くなっちゃった」と仰っていました。ありがとうございます。子ども達の想いに応えて下さったということだと思います。今年もまた、「一度しかない=一期一会」の運動会になりました。
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