心が動く
2015/03/11
※文中のリンクは「音のみ」です。画面は真っ暗になったりしますが、音は出ますのでお楽しみ下さい。※
今日は「子どもコンサート」。開催までの経過は「園だより」にも書かせていただきましたが、不思議なご縁で今日に至りました。私自身も生のコンサートは久しぶり、しかもリクエストまでさせていただいたので、とても楽しみにしていました。
クラッシックから現代音楽、最近のアニメや子どもの歌など、非常に広いジャンルから演奏していただきましたが、「子どもたちは非常にストレートに、ダイレクトに心が動いているなぁ」というのを感じました。
最初、ピアノから入ってトロンボーンが登場するところですが、ちょっと緊張気味だった子どもたちが、すぐに楽しさを表していきます。これは「独占公演」だからできること。何の遠慮もなく、子どもたちが笑っています。「子ども連で行かれるコンサートがない」という話をよく聞くのですが、幼稚園でなら大丈夫。音に心が動き、すぐにそれが全身に巡っていくという感じでした。
そして、ホールのピアノがあんなに鳴るものだとは知りませんでした…。息をのむような迫力があります、プロの方には。
次に、トイピアノでの演奏もありました。本当に玩具売り場に売っているような、小さなピアノです。子どもたちの真ん中に持って行って演奏してくれたのですが、曲が始まると、子どもたちが最初は立ち上がり、きょろきょろして、振り返り…どんどんピアノの周りに集まって行きました。ものすごい引力です(まぁ、「見えないよー!」という混乱も、ちょっとありましたが)。私まで、「分かる分かる、近くにいきたいよねぇ」と、ニコニコしてしまいました。
その後、スタジオジブリの曲、アナと雪の女王を経て、「たのしいね」「園歌」へと続きました。最後の園歌では、トロンボーンが主旋律ではなくて和音を吹いていたのですが、子どもたちは釣られず主旋律を歌えていました(一安心)。
自分たちが歌ったこともあり、すごく一体感のあるコンサートでした。そして、本物の持つ力、音楽の楽しさや力を私自身も体感しました。あっという間の40分でした。
今日お越し頂いたのは、村田厚生さん(Tb)、中村和枝さん(Pf)。途中には現代音楽も入り、いわゆる「こぎれいな、安定した、調和された」だけでない音楽に触れられたのも、子どもたちには新鮮な体験だったと思います。「守、破、離」ではありませんが、独自の世界に入っているなぁと思いました(もしかすると、プレイヤーとアーティストの違いは、こういうところにあるのかも知れません)。
「幼稚園でコンサートができるのだろうか?」と以前は思っていて、また不安もあったのですが、こんなに楽しいと分かったら、来年もお越し頂けるよう、お願いするしかない!ですね。
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明照幼稚園
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