Road to…
2015/03/12
珍しく、英語でタイトルしてみましたが、年長さんが卒園式練習に入場していく姿を見ていたら、単にホールへの移動ではなくて、幼稚園から卒業していく、その滑走路のようにも映りました。幼稚園は集団で生活する場所ではありますが、卒園式ではどうしたって1人ひとりが自分で全てー考え・判断・行動ーしなければなりません。しかも、幼稚園での成長の姿として。そのために、子ども達には万全の状態で臨んで欲しいと思うのです。
先日、ある中高一貫校の卒業式(つまり高校3年生)に参列しました。約280名、講堂に集まって行います。1人ひとり名前を呼んでもらうのですが、その声が意外なほど大きく、また凜々しく聞こえて、「今時の高校生って、こんな風に(ちゃんと)返事ができるんだ」と嬉しくなりました。最初に呼ばれた子は、全員の点呼が終わるまで立ちっぱなしです。でも殆ど身体がぶれることなく、きちんと立っていました。
そして卒業証書を授与されるのですが、それはやはり総代1名のみ。満場の拍手でした。
興味深いのは、「6年間皆勤・精勤」の子については、親子で表彰されたことです。280人のうち、皆勤がなんと40名弱。体力も付いているのでしょうけれど、やはり親子で共に達成したことだなぁと思います。6年間お弁当を作ってきたお母さんにとっても、感無量ではないでしょうか。
それはともかく、卒園式はかなりの長丁場です。ですから、後の方になってくると、空気がだんだん変わってきます。有り体に言えば、拍手が減ってきたりします。しかしー。考えてみてください。その子の順番は、なぜ後ろの方なのでしょうか?単純です。名字によるものです。クラス分けだって、活性化が大切ですから均等を旨に行っています。
だから、拍手は全ての子どもに平等に送らなければならないのです。これは出席者が心得るべきことです。
卒園式にお越しになる方は、ぜひズームよりワイドで式を見て下さい。子ども達は、環境の中で育ってきた・成長してきたのです。その環境を共に見ておいて下さると、幼稚園としては有難いです。
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明照幼稚園
住所:
東京都文京区小石川4-12-8
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