学校法人明照学園
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2014/07/01

熟成のものと、促成のものを食べ比べました(みそ・醤油・酢そして苺ジャム)。

 幼稚園の子ども達は、畑に苗を植えに来てくれたお兄さんを知っています。農業活動法人hototo(ほとと)さんです。子ども達は野菜育てを教えてもらっていますが、今日は先生方がhototoの方にリードしてもらって、ワークショップを開きました。基本的なテーマは「育てることとは?」。切り口は農業、というより食品(農産物・畜産物)です。最初は養鶏のクイズでした。「平地、つまり草っ原で鶏を飼うと、一坪で8羽を飼育できます。では効率化を進めて、現在最先端の施設では一坪で何羽育てられるでしょうか?」答えは…目一杯大きく考えて下さい…

 …200羽ですって。

 普段の生活では、「合理的に・効率的にというのは、ほぼ無条件に、良いこと」と信じている私ですが、「さすがにそれって、大丈夫なの?」と、感覚的にまずいものを感じました。スーパーで、10個入りのパック、200円位でしょうか?1個あたり20円。価格の優良児とか言われていますけれど、出荷原価は7円程度なんですって。平地で育てると35円。ブランド卵が高いのは分かりますけれど、それは意味があるんだなと改めて思いました。
 といった事を色々話していって、先生方がグループでトークして、それぞれの思いを話し合いました。園長が聞き耳たてていると、きっと話しづらかろうと思って、私は電話番とかしていました。
 最後に「理想の子育て、というテーマでこんな話が出ました」という、各チームでのまとめを聞いていて、先生方一人ひとりの理想としている「子育て」の諸相を、様々な角度から見られたような気がします。hototoの方も言っていましたが、「これは緊急性のある話ではないけれど、どこかでやっておかなければならない話」という思いでした。
 そして、園長が締めたあとで、「あ、1つ紹介したいのがあります」と言って、アメリカの肥満児改善施設のビデオを流してくれました。親が食べさせすぎた故に肥満になった子たちが、合宿してダイエットに取り組む施設です。その映像を見ながら、「結局、何れかの意味で親に信頼された子は、立ち直っていきますね」ということでした。
 生きてきてよかった。私はやっていける。そう子どもが思えたなら、一番の功労者はやはり、親なのだろうと思います。
(続くかも)

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明照幼稚園
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