今日は、年度はじめての縦割り保育、つまり「クラスを分けて改めて均等にミックス」がありました。１つの部屋に年少さんから年長さんまで集まります。朝の会をして、何か１つ遊ぶというのが今日の内容でした。
　各クラスそれぞれの活動がありますので、フルーツバスケットあり、救急車ごっこ（？）あり、絵本の読み聞かせありと、全クラス異なる経験をして、普段の部屋に戻ります。全年齢対応の内容を考えるのはなかなか難しくて、毎回先生方も頭をひねっているのですが、とにかく朝の会は共通ですし、いろんな出会いをして帰りました。終わった時に先生方が「お帰り〜」と迎えるのが象徴的です。
　さて、昔は縦割りの時に「全クラス同じ内容を行う」というやり方をしていました。「そうでないと、不公平なのではないか」と考えたからです。しかし近年は、「クラスごと異なる経験でよい」と考えています。「私もやりたかった〜」が出るかも知れませんが、それも含めて「縦割り保育としての経験」と捉えているからです。そして、「何してきたの？」「うん！〜だよ」という会話が弾んだらいいなぁと考えています。
　「何してきたの？」は、帰ってきた子どもに尋ねているお母さんもいらっしゃると思います。離れた場所で、違う経験をしてきた２人だからこそ成り立つ会話です。子ども達はお母さんに一生懸命お話しする（かも知れない）でしょう。同じ事が子ども達同士の間に起きる（かも知れない）でしょう。そうして「楽しかった！」「（私もやりたかった〜。だから）やってみたいなぁ！」という思いが広がってくれたら良いナァ…と思うのです。