学校法人明照学園
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つながりましょう

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2013/11/04


 先日開催した、吉田先生の講演会では「幼稚園入園を控えて」という視点も大きなものでした。多分、園長が入園説明会でお伝えした内容と重なっているとは思うのですが…それぞれ受け止めて頂けたらと思います。
 さて、その中で「親は、2つの方向性を持って子どもに接する必要がある」というお話がありました。単純なイメージとしては、父性と母性という言葉が当てはまるかと思います。(詳しく言えば、これは象徴としてであって実際の性別によるものではないのですが…それは、またあとで)よく植木を育てる例えで「栄養も与えなければ。そして、時には枝おろしもしなければ」と言いますが、「褒めてエネルギーを注ぐこと・限度限界を示すこと」という言葉を先生は使っていると思います。
 ちょうど講演に教諭たちが入ってきた時に、「幼稚園の先生とつながろう」という場面を紹介する中で、この事を改めてお話下さいました。曰く。

 幼稚園の先生は、集団を見て育てるプロ。その目から見ると、”今は限界を伝えなければ”という判断で、子どもにストップをかけることがあります。これ以上いってはいけない・危ない。子どもの好奇心にストップをかける訳ですから,それなりの勢いも必要です。
 すると…お母さんが、その状況を受けてすべきは何でしょうか?その経験をくぐり抜けた我が子を褒めてあげること。先生が限界を伝えてくれたならば、お母さんはその後の「エネルギーをそそぐ」に専心すればいいのです。一人で両方の役割をするより、褒めるだけのほうがピュアにできますし。

 今の世の中、どうにも競争というか「生き馬の目を抜く」風潮があります。「自己完結しなければ」という思いが自然と作られているのだろうとも思います。けれども、誰かと子育てを分担する。その方が良いと私は思います。もちろん勇気のいることです。しかし、だからこそ「この先生たちならば、この幼稚園ならば」という信頼できる相手である事が大切なのだと思います。そう。判断というより信頼。情報は、信頼に足るかどうかの材料でしかありません。
 幼稚園で先生に何か「叱られた」日。お帰りの時にきっと担任から報告があるでしょう。そして、「話を聞いてあげて下さい。そして、真っ向からその事を受け止めた、子どもを褒めてあげて下さい」という話が出ることもあるかも知れません。
 いつも思うのですが、幼稚園はそれで完結していません。それは子育てが家庭内で完結していない、すべきではないと考えるからです。幼稚園の様々な活動・そして家庭での生活、もっと広い日常生活。そこまでの視野の中で、幼稚園の果たす役割を考えていたいと思います。

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