今日は、体操の先生に来て頂いての活動です。年少組さんも、かなり全体での行動に慣れてきました。特に運動会も近いので、「男の子と女の子、どっちが早いか競争だ！」という感じで、競争ごっこも入ります。１人ひとりではなく、全体として勝ったも負けたも経験する。勝っても負けても１人じゃない。そんな土台の上で、目標を持って子ども達は活動しています。

　さて、タイトルの「判定の理由」です。何度か、かけっこ一回り競争をしている中で、ある子が転んで泣き出してしまいました。先生が一緒に戻ります。その時、男女ともに一勝ずつ。次が決勝戦になります。そして、スタート！みんな笑顔で（子どもって、走るとき大抵は笑顔ですよね）走ります。ゴール！結果は同着！だったのですが…次に先生が言ったのは。

　「さっきは転んで泣いてしまったけれど、もう泣き止んで走ったんだよ。そうでなければ、きっと男の子チームは負けていたと思う。」ということでした。自分の気持ちにケリをつけられた。そこを評価してくれたのです。子ども達のいろんな行動。「どの面を見るか？どの視点から見るか？」それをわきまえ、見つける。これを「子育てのコツ」というのだろうと思います。