今日は、年長組さんのボディペインティングを行いました。３年間でたった１回だけなのですが、我が幼稚園では多分もっとも「弾けた」行事だろうと思います。

　気温とか雨とか体調とか、色々心配な中での実施でしたが、予定の日にできたのは、大変ありがたかったと思います。子ども達も「どうなんだろう？」という想いだったでしょうけれど、「やるぞ！」と決めたらエネルギーが凄かったですね。子ども達がおっかなびっくりを越えていくのを目にして、お母さん方も面白さというか意義を感じ取って下さったようで、たくさんの感想をいただく事ができました。そして！後片付けの素早いこと。本当にアッという間に洗い終え、然るべき所へ道具が戻って行きました。全体のイメージを把握されているからこその素早さ・的確さだったと思います。ありがとうございます。また特に卒園生を出しているお母さん方、リーダーシップをとっていただき、ありがとうございました。子どもとの間でも、またお母さん同士の間でも、共通の思い出が一つ、できたのではないでしょうか。

　実は、その暫く前から玄関の絵を換えていました。「ダイバーシティ」というのはガンダムのいるビルではなくて、「多様性」という事です。写真はもちろん絵の具で色が違うのですが、一人一人はそれぞれ個性があり、同じではない。その「違い」を前提とした集団を作っていこうよ…というイメージで掲げています。お寺で読む「青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光」というのにぴったりです。「僕は僕なりに光り、私は私なりに光る」と言い換えるとイメージしやすいでしょうか。これ実は、「自分なり」という自己認識が肝心なのだろうと思います。全てが理想通りに行く訳ではないけれど、「僕はお兄ちゃんだから」「私は年長だから」「私は親なんだから」という自覚が、自らを堂々と光らせるのではないかと思います（坊主としては、その先もあるのですが…何れの機会に）。