先ほど、七五三の集いを終え、今はそれぞれの学年の活動に移っています。この行事は、現代にあっては少し説きにくい…誕生日のお祝いがあるのに…という部分があります。まず、幼稚園に７歳はいません。そして４歳と６歳の子はいるのです。すると、数字にあまりこだわらず、お話することになります。子どもが育つ事を祝う行事は、沢山あります。誕生日・こどもの日・おひな様…それはやはり、生と死が日常的に隣り合わせだった時代の産物であろうと思います（とは言え、一〇〇万年単位でしょうが）。千歳飴が最初に文献に見えるのが元禄期（今から約三〇〇年前）というのですから、「子どもの致死率が低い」というのは、ほんの数十年の、しかも限られた地域での話でしかありません。しかし！　その条件が「揃ってしまった」のが、「現在、文京区周辺に住む子」なのかも知れません。折に触れ「あなたが居ること、大きくなること、笑っていることは大人にとって幸せなんだよ」という事を、伝えていきたいものです。