先ほど、久しぶりの「お御堂参り」がありました。インフルエンザも今は一息ついている感じ（罹っている子はいるのですが）で、入園についても一段落です。明日の遠足に向け、子ども達の期待も高まっている様子。お陰様でお天気も良さそうです。　さて今日のお御堂参りでは、「かもとり権兵衛」の話をしました。沼に氷が張ったりして、季節が冬の話なんですね。　さて昔話の常で、いろんなバリエーションがあるのですが、今回の結末はなかなか説話的でした。というのは…「落ちていく権兵衛が必死に手足を動かすと、いつのまにか権兵衛はカモになっていた。それもいいか、と思い沼に降りたら、何と自身が罠に捕まってしまう。捕まる恐怖、死の恐怖を味わう権兵衛。かもたちに悪いことした…と後悔すると人間に戻っていた」という内容だったのです。そうだ、懺悔するしかないんだろうな、と思いました。子ども達には「みんなが食べているお肉も、同じように捕まえられてお肉になって来たんだよ」という話をしておきました。実感としてどうか？これで食べ物に感謝しなさいというのは皮相すぎますけれど、園長として、そんな想いをかすめながら話をセレクトしていることは、ブログ読者の皆さんにお伝えしたいと思います。