ここ何年か、幼稚園で誕生日の子どもに贈る写真を撮影している。結構ちゃんとした一眼レフカメラなんだけど、その存在感が子どもによっては重荷に感じることがあるらしい。 　平生の表情をおさえようと、さり気なくレンズを向けても、ナゼカ察知する子が多く、なかなか自然に笑ってくれない。 　もち論、僕との信頼関係の薄さもあるんだろうけれど、その辺りの本能は相当鋭い。それを察知してなお、安心してもらえるように、日々笑いの研究に余念のない私です。