学校法人明照学園

場面を読み取る力

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2026/06/10

 実は2回ほど記録が空いてしまったのですが、今日も行いました絵画鑑賞。

お題はこちら。何だかおどろおどろしい雰囲気さえ漂っています。

さて例に倣って「見つけたこと、考えた事、不思議に思ったことなど、何かあったら発言してね」とスタートしました。有難いことに、ここ数回はほぼ全員の手が挙がります。何を言っても受けとめるというこちらの姿勢が、子ども達のハードルを下げることに成功したようです。

 最初は、「池があるみたい」「木みたいだけど、違うと思う」という感じの発言が多かったのですが、

「この右の人は、お化けみたい」という発言をきっかけに、人物への関心が高まっていきました。「ヒゲがあるから、お爺さんだと思う」「マントを着た魔法使いだと思う」…そして、二人の関係へと関心も動きます。「何か大切な宝物を貰うみたい」「いや、爆弾だと思う」「若い子を連れて行こうとしている」「一緒に家に帰ろうとしている」…

 

 さて、読者の皆様は、どのように受け取ったでしょうか。

 

 こちら、ロシア正教では有名な、幼きヴァルフォロメイの奇跡的な読み書きの習得」というテーマで、詳細はそれこそ検索していただければよいのですが、子ども達の発言が、意外なほど場面をしっかり読み解いていることを見つけて、私はとても嬉しくなりました。過去には「この子は、もう家には帰らないと思う」という発言すらあり、「何処を見てそう思ったの?」と聞いたものの、「うーん、何となく」と答えたのは今でも覚えています。

 こういった、物語性の強い絵画は、子ども達、力を合わせると自ずから「正解」に近づいていくのかしら。何だか感動した指導でした。

 

 最近は、子ども達が絵画鑑賞を楽しみにしてくれているようで、絵を選んでいると寄ってきて、「これ知ってる!ゴッホだ!片耳を切り落としちゃったんだよね」とか知識を披露してくれることもあります。「おお、よく知ってるね」と応えつつ…「それは絵を見て言ってるんじゃないよな−」とか思ったり。知識の多いことはもちろん歓迎なのですが、それが「今ここを見る目を逸らす」ことがあるので、有名な人は使いにくいのです…。

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