学校法人明照学園

初めての展開

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2025/05/15

 今日は年長組の絵画鑑賞、初回です。
 この活動、定型としては「この絵では、何が起きているでしょうか?What's going on this picture ?」が最初の問いかけなのですが、私自身慣れてきたこともあって、入口をフリーにしてみました。

 

「何か気になること、ありますか?」

 

…そうしたら、疑問がたくさん出てきました!

○なぜ、この犬は座っているの?○(サインについて)これは何で書いてあるの?○この葉っぱは何?○これは何でできているの?○猫だけリボンをしているのはなぜ?○この家は古いの?○なぜ猫は上に乗っているの?…

 

 最初の子が「〜はどうしてですか?」と来たので「うん、〜が知りたいんだね」と応えました。それが安心に繋がったのが、バンバンと質問が出てきます。1人ずつ、「うん、〜について知りたいんだね」「〜はどうしてか?が知りたいんだね」と、子ども達の目の付け所を指摘していきました。

 もしかすると、子ども達は「園長先生は何でも答えてくれるかもしれない」という期待を持っていたかも知れません。しかし私は一切「正解」を答えず(大部分は分からないですし)、「これが気になるんだね」をただ返す。「分からない、そのままを共有して肯定」ということです。

 

 暫くして、ある男の子が「この犬は、猫を見ようとして座っているんだと思う」とか「この猫はメスだからリボンをしているんだと思う」という発言が見られました。周りの子が色々発言する中で、誰かの疑問に寄り添って、ずっと考えていた(のかも知れません)。とても素敵な姿だと感じました。

 

 年長児は日常会話ができる年齢。といっても「生活に必需の会話」でもない絵画鑑賞で、「〜はどうしてですか? 〜は何ですか?」を連発してみる。子ども達にとっては、恐らく「問いを発する」ほうが「答える」よりも簡単なのでしょう(主導権を持つことですし)。お互いの試行錯誤の中で、誰かがその問いを拾ってくれる。とても素敵な姿が見られました。

 

 ただし、次回以降どうなるか?には少々見通せないと感じています。通常は「見つけたことを話す→観察するうちに疑問が浮かぶ→それを共有して探求」という流れが多いのですが、「まず試行錯誤で疑問を出す→」だと、「疑問をピックアップして話してみる」流れになりそう。

 まぁ次回は「この絵では何が起きていますか」で始めようかと。少なくとも今回明確になったのは「最初の質問で、流れがたいそう変わる」ということでした。

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