２月に行われる「お遊戯会」に向けての練習がはじまりました。サムネイルは年中組で、まずは「曲を聞く」ところからです。興味深いのは、「ピアノで弾いてもらって少しずつ歌う」「曲を流して雰囲気を感じながら歌う」という、カラーのちがい。最終的には同じ所に到達するのでしょうけれど、入口が異なるのは面白いです（この後、それぞれ違った示し方をしたのかも知れません）。耳で聞いた方が集中するのか、歌詞も見た方が分かりやすいのか、その辺りも子ども達の様子を見ながら示し方を変えていくのだろうと思います。

　そして年長組では手話の練習も始まりました…と言っても幼稚園ですから緩い感じで、曲の振り付けのようです。しかも「これは手話だ」と分かっているのでシャドーイングのようでもあります（後から繰り返すのではなく、なるべく同時についていく）。
　実は先日、お寺の先輩が亡くなってしまい、お通夜へ参りました。参列者はお坊さんが多いです。当然みなさんお経を読めるので、合唱のようになりました…その帰り道、一緒になった先輩が「やっぱり、声を合わせてってのは良いなぁ。悲しい中でも何か有り難さがあるな」と仰っていました。声を合わせるというのは、きっとそれだけに留まらない何かなんだろうと思います。そんな経験を幼稚園の間に十分させてあげられたか。保護者の方に理解して頂き、機会を作って頂いたか。「終わり」が近づくと、そんなことが思い浮かびます。