みんなでやり遂げる
2021/07/20
今日は一学期も終わりが近づき、「お荷物整理」です。1人ひとりの荷物を持って帰ることもあるのですが、もうひとつ「使ってきた部屋を掃除する」というのも大切な活動です。
これはよく「子どもには、遊びとか仕事いう概念の区別はない」とか「大人がやることを子ども達も同じようにやりたいのだ」という話の例として扱うのですが、もっとシンプルに「協力する姿」であるなぁと感じました。
年中組と年長組では、見に行った時にちょうど「部屋のオモチャを拭く」という過程でした。家ではどのくらいの頻度か分かりませんが、現在幼稚園では「毎日、子どもが帰ってから消毒する」になっているので大人からは見慣れた風景なのですが、子ども達は一枚ずつ布巾を持って、オモチャを拭いていました。特に自分がよく遊んでいるものを最初に扱っているような気がしました。愛着があるのでしょうね。
年中組では、先生が「さあ、次の箱を開けたから、誰か来てお願いしますね〜」と子どもを促したりもていました。実際のところ(短時間であれば)子どもは掃除が好きなので、「やるやる〜」と集まって…多すぎて改めて移動したり…いずれ適正な人数になって…作業が続いていきます。拭き終わって丁寧に戻す姿も見られました。ご家庭ではどうか分かりませんが…「こうすべき」というのは分かっているのですね。
更に年長組へ行くと、声を掛け合う姿が見られました。「こっち、誰か手伝って」「たくさん居るから大丈夫だね」「いや、一緒にやってよ」と、なかなかバリエーションある会話です。「僕が使うからこれを拭く」というよりも「全員で全部をやり遂げよう」…そんな抽象的な言葉で考えているとは思いませんが、傍から見ているとそんな意思を共有しているかのようでした。
考えてみれば「あなたは自分の使った物を片付けなさい、掃除なさい」よりも「一緒に片付けようね、一緒に掃除しようね」の方が、子ども達も意欲的に取り組んでくれるような気がします。
ただし…どちらが効率的で短時間かは謎ですが…!「片付けのできる子に育てる」というのは、時間のあるときに取り組んだ方が良さそうです。
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明照幼稚園
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