逞しく感じた
2020/10/15
今日はいろんな部屋で「運動会の絵」を描いているようです。その前提として「振り返り」をするのですが、年長さんでは結構「深い話」になっていました。さすが年長さんで、「勝った・負けた」という結果には、もう拘っていないのですね。その辺りに大きな成長を感じたのです。
リレーの話です。完全な団体戦で、今までも勝ったり負けたりと接戦をしてきました。職員室に戻った担任たちが、その日のリレーを振り返り、ひとしきり話した後に「あの子たちも、何だか立派になりましたね。やっぱり年長さんですね。」としみじみ口にしているのを見てきました。下の学年が「自分の出番が終わると、すぐ砂いじりですよ。もう本能です(笑)」とか言っているのとは、やはり一味違います(砂いじりが全くない、わけではありません)。
その、「何だか」というのが「振り返り」の中で見えたような気がしました。子どもたちも自らの勝ち負けは理解しています。もちろん勝ちたかったし、勝った嬉しさも体験してきました。
けれども、「その結果を手放す」こともできるようになっていたのです。リレーの結果は負けた。だけど、いつまでも拘ってはいない。
「お前が悪いんだ(俺は悪くない)」という言葉は、クラスの中で一度も出ませんでした。先生も、「みんなが如何に真剣だったか」を話しました。私も、「一人一人みんなが逞しく見えたよ。逞しいというのは、気持ちや心が強いことを言うんだよ」と話しました。
このクラスは、もし勝ったとしても「俺のおかげで勝てたんだぞ」という子はいないのでしょう。みんなで走り、みんなで結果を出した。その結果は受け止め、また前を向いていく。
そういえば、このクラスの先生のカラーそのもののような気もします。
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