学校法人明照学園
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代理…症候群

代理…症候群

2020/09/10

 昨日あたりから、「代理ミュンヒハウゼン症候群」という言葉がテレビに出ています。私も初めて聞いたものなのですが、つまるところ「自分への注目や関心・称賛が欲しいために、自分以外のものを傷つけ、自らは甲斐甲斐しく面倒をみる」ということのようです。
 きちんと理解しているか不安もあるのですが、これを読むと「人に承認されている、関心を寄せられている」ということが、如何に人間にとって大切な問題であるか…ということを思います。
 子どもたちは、周りの大人に「見て見て!来て来て!」と注目を求めますが、それは「社会的に=集団を作って生き延びて来た」というホモ・サピエンスの特徴そのものと言えるでしょう。見てもらって、関わってもらって、人として育つ。それは我々の「種として、まっとうな育ち方」なのだと思います。
 よく、「子どもがグズったりする時も、注目が目的(効果)のこともある」と言われます。「注目したら行動が変わった。行動が止まった」のであれば、それを目的とした行動だったということになります。
 実は、私たち大人も、時としてそういうアピールをします。そして、「見てよ!」のためのバースト(極端な行動)の一種が「代理〜症候群」なのかな、と思ってみたりしました。

 そして…改めて思うのです。「子育てしている人を、一人にさせてはいけない」と。子育てをしている方を見て認めてくれる人が、絶対に必要なのだと。

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