緊急事態下の要請
2020/04/11
本日から、東京都での「措置」について、休業要請などが発効となりました。学校については「緊急事態宣言が解除されるまで、登校日は設定しない。」とされており、どの区もそれに倣うようです。
さて、そこで悩ましいのが「園庭開放」です。すでに3月の時に、「これは意味のある活動だ」と感じていたので、「何とかできないものか…」と模索をしておりました。ただ、区内の他の幼稚園の動向を見ても、行なっている様子はありません。学校の校庭は閉じているようですが、伝通院横の広場は空いている。区立の公園は閉鎖されていないようですが、前回は「小学生が多くごった返していて、幼児は遊びにくい」という話も聞いていました。
そこで考えてみると…「3密」には当たらないようです。「密閉」でもなく「密集」でもなく「密接」でもない。少なくとも3条件が重なってはいない。だがしかし、「お家にいよう」からは外れています。
子どもにとって、「外で体を動かして遊ぶ」のは必要な事です。しかし、「仕事として、それをせねば社会が回らない」ものではありません。結局のところ、「3密を避ける」と「お家にいよう」の間が離れ過ぎて判断がつかない。この2つの表現が「分かりやすい」のはいいのですが、現実ははるかに多彩なグレーなわけです。
もしかすると、「外国のように、もう外出禁止とかバシッと徹底してくれればいいのに」という声もあるかも知れません。けれど調べてみると、日本政府としては「今が最大限、法律に従った行動としての”要請”をしている」のですね。「外国は外出禁止で、日本では”お願い”に過ぎないのだから、まだ大丈夫かも」という比較ではなく、「法として、すでに最大限の発動をしている」という見方をしなければならない訳です。
ということは…幼稚園の「最大限の努力」としては施設のロックアウトを考えなければならないような気がします。
けれども、現実には今日も親子連れが遊ぶ姿が見られます。お寺としては「お参りに来ないでください」と言っていないので開いているのです。外国では「宗教的な集まりも禁止」になっている所があると聞きます。「お葬儀に行く時、今後しばらくはマスク着用で」というお知らせも回ってきました。ふむー。悩み事はいくらでも出てきます。
しかし、その中で確実だなと思ったのは、小池都知事の発言。これは正しいと思います。
「私は現場を預かる都知事でございます。危機管理の要諦は、最初に大きく構えて、そこから状況が良くなると緩和する。様子を見てから広げるのではなくて、最初に広げてだんだん縮めていくのが普通の危機管理ではないか」
子育てでも、似た状況が生じることがあるのではないでしょうか。
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明照幼稚園
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