見る・作る・食べる。
2020/02/25
今日はたまたま、年少さんと年長さん両方で「食育の活動」を行っていました(年中組は先日実施すみ)。「うどん」と「おにぎり」です。どちらも子どもには馴染みのある食べ物であると思いますが、1学期の栽培に比べ、「加工する」というのがポイントですが、その参加度合いは、やはり学年によって差があります。
年少組では、「うどんのできるまで」のレクチャーを聞いたあと、先生が粉と水を混ぜていくところを見学。そして力一杯捏ね・伸ばし・切るところまで見学しました。その後の「茹でる」工程は、火力の強い本堂で行うので、子ども達は残念ながら「待っていてね」となりましたけれど、出来上がったうどんには、畑で寝かせていた葱も入れて、みんなで美味しくいただきました。お店で売っているような、均一の太さで柔らかい物にはならなかったかも知れませんが、「作れる」ということを知らせるだけでも大きな価値があったのではないかと思います。「家でもやってみようか?」とい方には、特別な材料もいりませんし、袋に入れて捏ねるのであれば(踏むのであれば)、子ども達も結構活躍してくれるのではないでしょうか。
年長組では、ごはんを取り分けて貰ってから、自分で具をつけて握りました。「ふりかけは、混ぜるのよ〜。鮭は、中に入れるのよ〜」という声が響いていましたが、自分達で思い思いに味を付け、握って楽しんでいました。ご存じのように、子どもはスグ色んな場所を触りがちですから、先生方も気を遣っている姿がありました。具の選定にはけっこう頭を悩ませたようですが、「こぶ・鮭・のりたま」というスタンダードなものに落ち着きました。子どもの感想で「思ったよりおいしかった」と言う声が聞かれたとのこと。「思ったより?」…面白いですね。今はラップを使って握ることが多いでしょうから、遊び感覚で握るのもハードルが下がっていると思います。私が小学生の頃を思い出すと、「手を少しぬらし、塩をつけて熱々のご飯を盛り、三角に握る」…形がきれいにできて嬉しかった記憶があります。
いずれにしても、「食べる」ことを中心としつつ、しかし「食べる」以外の関わり方をいかに豊かにするか?それが食育のヒントになると思います。
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