遊び心
2019/01/17
今日は、私にとって2件の講演会がありました。午前中は幼稚園内にて。午後は文京区の私立幼稚園全体での研修。ダブルは結構シンドイのですが、共通するキーワードがあって驚きました。
タイトルにした「遊び心」です。
午前中の新井先生による講演会では、「親が遊び心を持ち、日常のなかに小さな非日常を作ることを楽しむことで、子どもは将来に渡り生き抜く力をつけていく」という趣旨。
午後の河邉先生による研修会では「保育者の豊かな遊び心が、子どもの求心力になる」というお話でした。講演の内容をバッチリ引用するのは趣味ではありませんが、まぁ出典は示しましたので私なりの考えを書かせて頂きます。
遊び心と言っているものは、結局「試行錯誤の容認度合い…が高いこと」であろうと思うのです。
幼稚園のしおりにも書きましたが「一発ストレートで正解」ではなくて良い、効率的じゃなくてよいという考えだと思います。そして、「生活そのものが遊びであり試行錯誤」である子どもであるからこそ、日々がワクワクするのではないかと思うのです。(日々が安定しているからこそ)日々の不確実性や先の見えなさに不安を覚える大人は多いですが、同じ「何が起きるか分からない」状態でも子どもは「ワクワクする」ことができる。この「子どもらしさ」を私達は守っていかなければならないと思うのです。
小学校へ行けば、幼稚園の「総合的な学びの見方」から「教科に分断された学び」が主体になります(それへの反省や見直しもされていると思いますが)。人生のスパンで見てどちらが長いか?と言えば当然のことですが前者です(大学を卒業したらお終いです)。むしろ「教科に分けた学びは効率的だけれど時期限定」であることを忘れず、「総合的・試行錯誤」が学びの本質であることを忘れてはいけないのだと思います。
「講演会に参加する」というのも、「日常と少し違う時間を持ち、普段の自分を見直すため」という方は多いと思います。それも言ってみれば遊び心であり試行錯誤です。みなさん時間を割いてお越しいただき、ありがとうございました。子ども達も待って定くれました。参加された方の生活や子育てに、何かプラスのことが起きたらいいなぁと祈ります。
と偉そうな事を言うようになりました、私も。けれど、「脳みそのピークは56歳(人工知能の研究者曰く)」ということで、それに近づきつつありますのでまぁいいかと思い、載せさせて頂きます。
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