並ぶまで
2016/04/22
今日は大年先生の体操です。年中さんの様子を見てきました。ボールを勢いよく床にたたきつけ、弾んだボールを下からキャッチ。天井にぶつかるほどの勢いはまだ見られませんでしたが、いずれそのような姿が見られると思います。そう、ただ力一杯すればいいのではなく、キャッチするためにはコントロールが必要なのです。
そのように、ひとしきりボールの活動が終わった所で、先生が言いました。
「これから、ボール片付け並びっこ競争をします。さっきは○組さんが勝ったけど、今度はどうかな?」
運動会でも似たようなことがあります。年少組の玉入れでは、終わった後みんなで「お片付け競争」をします。
似ているけれど、違いがありますね。今日は「並びっこ」までが評価の対象だと言っているのです。これは細かいことですが、一度通っておかなければならないポイントだと思います。子ども達は前に並んでいるボール籠にボールを入れたら、取りあえず「やった!」と満足です。しかし全体から見ると、「その後は別の子が入れやすいように場所を空ける」ことが必要です。そして、「片付けて、次の活動に入れる状態になる」ことも。そこまでを見越しているから「並びっこ」までが競争なのです。
ご家庭であれば、恐らく「箱にしまったらお終い」でしょう。幼稚園は、ひと味違います。
また、写真をご覧になると、壁際で年少さんが見学していることが分かると思います。来週の「体操始まり」に向け、期待感を持たせようということです。体操服にしても、先生がお越しになることにしても、年中児の姿を見せるにしても、みな「意欲を持って参加して欲しい」という意図の表れです。
「かっこよかったねぇ」とか先生が声を掛けながら、先ほど保育室へ戻っていきました。来週、お家で体操服に着替えたら、ともかく「格好いいねぇ。お兄さんになったみたいだね」と、気持ちをアゲてみて下さい。これは、お勧めします。
--------------------------------------------------------------------
明照幼稚園
住所:
東京都文京区小石川4-12-8
電話番号① :
03-3815-0166
電話番号② :
03-3811-1306
--------------------------------------------------------------------