それなりの長さのある、冬休みが明けました。人間は習慣の生き物ですので、暫く同じような日が続くと、その環境に対応した生活に寄っていきます。そういう意味で、学期始まりは新鮮…というかドキドキした気持ちで子ども達を迎えます。
　実際、春のＧＷ明けには、４月いっぱいかかってシフトしてきた「幼稚園のある生活」が巻き戻っていることがあります。夏休み明けの９月には、登園を渋る子がいる事もあります。しかし！
　今年は、そういう姿が殆ど見られないのです。むしろ、先生方が口を揃えて「休みを越えて、子ども達が大きく成長している！」という発見が沢山あるのです。幼稚園全体の雰囲気が良い、というよりむしろ「保護者の皆さんが、幼稚園のあることを意識して下さっている」ことを感じます。そういう見通しを持って、長い休みを過ごして下さっていると。「先を見通して、今をコントロールする」というのは人間らしさ・人間性の一つですが、そこをきっちり発揮して下さっている。本当に有難く、賢い親御さん方だと思います。
　幼稚園の３学期は短いです。５０日内外です。その中で、また育み・挑み・喜びを周りの方々と共有しながら、成長を促す環境でありたいと思います。３学期、どうぞ宜しくお願いします。