ぶれずに柔軟に
2015/07/08
今日もお空とにらめっこ。しかし、子ども達の「プール入りたい!」気持ちはかなり膨らんできていて、そのエネルギーを開放してあげなきゃと、危機感に近いものが漂ってきました。
「プールの準備してきて下さい(入れるかも知れないので)」というのは、ときに「はっきりしない(ので困る)」「中途半端(なのでどう説明したらよいか分からない)」というご意見をいただくことがあります。「決めたらぶれないで」と言われることも。
難しいところです。でも、本当にいろんな事が起きうるのです。子どもが水着をきてバスタオルを持って、外に出た途端に雨が降ってUターン、ということも、過去にはありました。プール取りやめの連絡網を流したら、ぐんぐん日が出て暑くなってしまったこともありました。つまりは「無駄な判断」をしてしまった事が、今までに沢山あるのです。そんな事で、「結局のところ、その場で判断するより他にない」「選択肢を多くしておく」ということが、「予告を守る」事より優先順位が上がってしまっています。結果、お手伝いいただくお母さん方を振り回している側面が…。申し訳ありません、そしてありがとうございます。
確かに、予想とか期待が外れてしまうと、がっかりします。もしかしたら「トラウマになった」ということも、あるかも知れません。しかし、その「がっかり具合」はどの程度のものでしょうか。赤ちゃんの時に「お腹が空いた!」といって空腹を満たすことを要求した、その勢いと比べてどうでしょう。私達は原則として、子ども達にたくさんのプール遊びを経験して欲しいですし、夏ならではのイベントをしっかり行いたい。優柔不断、ではありますが、せめて「選択肢を増やしている」と捉えていただけると有難いです。
写真は、年少組さんが園庭で「水浴び」としたところです。昔は「プールに入るなら全学年。学年ごとに差が出てはいけない」というポリシーがあったのです(出典や経緯は不明)。今回は、先々も含め、各学年で話し合って活動内容を決め、それぞれ報告して来てくれました。最終的な結論は私が行っていますが、それぞれ子どもの体調や手持ちのアイデア、お母さん方のお手伝いについてなど、いろんな要素を検討してくれています。
学年ごとに判断することで、先生方も責任感が増します。実は、そこにも「子ども達と思いっきり関わろう」につながる仕組みがあるような気がしています。
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明照幼稚園
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