金曜日は、体操の日。年少さんも結構分かってきて、「楽しみ！」「体操かぁ…」と、いろいろなつぶやきが聞こえるようです。先日の園外保育で、結構歩けるようになって感心していたのですが、今日行っていた「スキップ」は、まだまだできない子がたくさんいるようです。どうも、スキップそのものを見たことがないのではないかと、思うに到りました。「お母さんと手を繋いでスキップ」…。現代では、まず見られない光景です。恐らく「年長者や先生方と一緒に」という経験がある・兄姉がいる、といった要素が大きいのだろうと思います。歩く・走るよりもバランスを取るのが難しい動きではありますが、それが「状況の悪い路面」で転ばないことへの布石になっていると考えています。いちいち理論的に考えて身体を動かす訳ではないのですから、量をこなして身に付けるより、ないのだろうと思います。
　年中組は、時の記念日でうたう「早起き時計」を合同で歌っていました。「チクタク　チクタク　ボーン　ボン」という音は、今は家庭では聞かれない音（秒針の音がする時計は、今でもありますが）だと思うのですが、幼稚園（旧園舎）入り口には今でも柱時計が掛けてありますので、機会を見つけて実演（！）してあげたいなと思いました。最近では腕時計を持っていない方も多く、朝のカウントダウンで私の腕時計を真剣にのぞき込む姿が、一生懸命でいいな、と思います。子どもによっては「どこからカウントダウンが始まる＝５９分５０秒」か、読めるようです。興味を持って聞いてた時に、きっと教えてもらったのでしょうね。
　年長組は、園外保育の印象画を書いていました。私の見たところ、ハツカネズミを描いている子が多かったようです。年長組になると、かなり場面としての描写が増えてきて、ストーリー性が出てきます。写真の子は鉛筆を持っていますが、自分の見てきた説明文を懸命に描いているところです。年長では絵と文章（もちろん、書ける字と書けない字があるのですが）両方で「自分の表現したいこと」を表していきます。「絵を描く」ことに終始せず、表現活動として捉えるゆえ、器用さの発展だけでない育ちを見ることができると考えています。