年をとる
2015/05/18
園だより(4月号)にも書いたのですが、「お誕生日は、誰にも公平にめぐってくる」ところが良いなぁと思います。この間『つくし世代』というマーケティングの本を読んでいたら、「2015年で30歳未満というような世代は、”お得感”で動く」というような事が書いてあって、「ああ生まれながらにして消費者、かつ節約というかケチというか…」と、いろんな思いがめぐりました(もちろん全員ではなく、傾向としてですよ)。
どんなケチでも放蕩者でも、同じく歳をとっていく。同じ歳を2回はできない、まさしく嫌も応もなく。生きている以上、それは全員が同じ。その荘厳さに、圧倒されます。
そう言えば、もっと前に読んだ『男性漂流』では、エステというか若返りに嵌まる男性の(やや嬉々とした)姿の、冷ややかな描写に暗澹とした気持ちを覚えました。
若い方や、若い方の価値観を形成している人たちに言いたいのは、単純に「俺(現在40台終盤)の価値観と違う。だからイカン」というのではなく、「値段やお金を軸というか根拠とした価値観が覆っているんだな」という認識です。「どんな人も共通して、一年に一歳年老いる。どんな老い方をするかは十人十色だけれど。」という、「同じだけれど個性的」という文脈で捉えないと、ついつい比較・損得の罠に落ちてしまいそうな気がするのです。
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