いよいよ明日はお遊戯会本番です。昨日・今日と行ってきましたが、職員は明日「運営者」ですから、「じっくり見る」チャンスは今日が最後でした。ここ数年（約１０年前…私の長女が居た頃は既にそうでした）、年長さんは手話に取り組む事が多く、写真を撮るのにも多彩な情景があって嬉しくなります（このポーズは何を表現しているのかな…と感じ取ることがあります）。
　今年の手話ができるまでは、なかなかのドラマがありました。１２月のある日、先生が本をドサッと積んで、「お遊戯会でやる曲を、手話でやりたいのですが譜面がないので、勉強して作ろうと思います」と言い出したのです。なかなか大きな決意です。まさしく発表会向けに、手話つきの歌も多く作られているのですが、今回の曲にはまだありません…でした。
　「でした」というのは、今回新たに作ってもらったのです！偶々私の知り合いで、文京区内の手話サークルの方がいらしたので、お願いして教えて頂いたのです。歌詞を聞いて、なおかつ幼稚園児が演じることを前提に、とても素敵な手話を作って下さいました。「手話をどう扱うか…演出として扱って良いのか？」という議論も以前はあったので、すんなりご協力いただけたのは、ありがたいことでした。
　子ども達の練習を見ていても、真剣に、堂々のびのびと演じていて、良い姿だと思います。そして願わくば…いつかどこかで使って、コミュニケーションの役に立ってくれたら嬉しいなと思います。細かい歌詞一つ一つに、逐語的についているのではないと思いますが、でもいつか…誰かと繋がるために。