今日は縦割り保育の日。予定ではグループでお御堂参りを…と考えていたのですが、このお天気では仕方ありません。それぞれ移動して、室内での活動となりました。
　もう年少組さんも大分慣れた感じで、自己紹介もスラスラできる子が増えてきました。「○○組の○○です。好きなご飯は卵ごはんです」くらいですが、立派なものです。（クラスや学年によって、話すトピックを変えるのは、指導者の力量です）。「周りの人と暮らしていく」ためには、お互い知ってもらう、気に入ってもらう、好いてもらうことがポイントの一つですが、挨拶や自己紹介ができるということは、その点有利ですよね。「好印象を与える」ということは、きっと幸せへの近道なのだろうと思います。
　あるクラスでは、みんなで立腰をしていました。年少組さんから３年間続けるものですが、それはつまり「どの学年の子も一緒にできる」事柄でもあります。先生は静かに自分と向き合っている子ども達の姿を見、時間を過ごしていきました。きっと子ども達からすれば、「お兄さん・お姉さんたちのように、自分も頑張ろう」というところでしょうか。椅子の腰当てに誰も寄っかからず、まさに「自分の力で身体を支えている」姿が力強かったです。
　また、動と静のバランスで言えば、最も「静」に振ったところです。この振れ幅が大きく、明確であることが、生活にリズムをうみ、メリハリある活動をするのに大切なのだと思います。
　ご家庭では子ども達は、主に親御さんと共に過ごし、その価値観の中で生活しています。しかし幼稚園では、それとは違った価値を与えてくれる多くの友達や大人たちがいます。様々な価値に触れる中で、豊かに育って欲しいと思います。（雨だから考えもしっとり？）