年長さんは目下、サンドイッチ作りをしています。聞いてみたら３品ということで、なかなかの活動量だと思います。先ほど、「どれどれ…」と見に行って、驚きました。２クラス合同なのですが、子どもと一緒に活動している先生は２人。裏方（下ごしらえ）の先生と合わせても３人で、やっているのです。一斉には進められないので、小グループごとに分かれて作業台に向かいます。１人ひとり(マヨネーズの有無等も含め）選びながら作っていきますので、先生もつきっきりです。「ひゃー、大変だなぁ」と思って見ていました。
　しかし、さすが年長さん。できるものです。シーンと待っている訳ではない（できないですし）のですが、それなりに秩序を保って待っています。もう出来上がった子は早く食べたいだろうに、「みんなで一緒にいただきます」するのを待っているのです。
　また暫くすると、ある子の頭に巻いたバンダナが解けてしまいました。すると、近くの子が一生懸命直そうとしているのです。頭は３次元の立体物ですし、動く。かなり苦労していましたが、「園長先生〜、結んであげて〜」と声が掛かりました。「よく頑張った」と思いながら結んで、「できたよ」と声を掛けると、「有り難うございまーす」と、きちんと返してくれました。
　こういう子ども達だから、先生２人で５０人と進めることができる。子ども達の成長という土台があるからこそ実現した、「サンドイッチ作り」だなと思いました。