今日は体操参観。年長組さんのタイミングで雨が降ってしまったのですが、ホールは熱気で一杯でした。写真は年長さんのもの。各学年、「よい姿勢で立つ」次は、大抵「全力走」です。学年が上がるに従って周回数も増えるのですが、年長さんだと３周することになります。５０人以上の子ども達が一斉に走るのですから色々な事があります。今日は青いカラーコーンが誰かにぶつかって倒れてしまいました。
　全力で走っている中、一人の男の子が気づいて、サッと建て直しました。跳んで避けるだけでもよかったのかも知れませんが、咄嗟に次の子・周りの子のことを思ったのかもしれません。抜かれてはしまいましたが、また走って戻っていきました。
　その姿をまた、体操の先生が指摘してくれました。「ぶつかって転んだら、ケガしちゃうでしょう。お友達のことを考えたんだね」と誉めてもらいました。
　難しい所だとは思います。次回みんなで寄ってたかって建てていたら、活動はストップしてしまいます。そのリスクは感じつつも、彼を顕彰することを選択されたのだと思います。「全体にとって、どうするのがよいのか」その咄嗟の判断は、やはりベテランの味だと思います。
　それにしても…年少組に引き続いて見る年長さんの、なんと大きなことか。２年間の成長の大きさを、改めて感じます。「たった２年間、と呼ぶこともできるけれど、これだけ大きな変化が起きる２年間なんだ」と。改めて、この時期の子どもに関わる事の重大さを感じます。丁度よいタイミングで、丁度よい環境を。幼児教育のイロハではありますが、その「はまった」姿を見るのです。