学校法人明照学園
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2013/12/02

 最近、国語教育の福嶋隆史先生の本を読んでいます。本当に実践的なもので、「国語を論理的に読み解き、理解する」ための方法を身に付けることを目的としています(小学生をお持ちの親御さん方、お勧めですよ!)。
 その中で、自転車の練習を例に引いて「ここから先は、自分の力でやってごらん」というのが大切だと説かれています。何の教科にしても、いきなり「自分で考えてごらん」では闇雲になるだけ。筋道とか骨子を与えて何度か軽く練習し、暫く一緒に解いてから、「さあ、次から自分で」とすべきだと言うのです。まったくもってその通り。膝を打ちました。
 特に国語という科目は、大人も子どもも日常あまりに普通に使っているので、「しっかり=分析的に」読む練習というのは、あまりしていないように思います。しかし、「数式を日本語に置き換えて理解する」事ができるならば、「日本語の中に記号=特定の役割を持った言葉を見つけ出す」ことも、逆に可能だと思えます。そして、そのような練習はあまり行っていないのではないか、特に「言葉」の特徴である「抽象度の操作」についてはあまり教わっていないのではないか。そんな事を考えました。
 それはさておき、幼稚園でも基本は同じ事ではないかな、と思います。いろんな種を播き、何度か伴走して、「じゃあ、今度は自分でやってごらん」と背中を押す。そのタイミングの見極め(もちろん、1人で出来るだろうと見立てた時に離すのですが)が大切なんだろうと思います。

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明照幼稚園
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