少人数だから
2013/11/28
今日は、富坂警察にご協力いただき、「交通・安全指導」を行いました。この数年、同じ時期に行っていただいていますが、毎年気づく事・工夫されている事があると感心します。
ホールでの全体へのお話とビデオが終わると、年長さんのみ園外に出ての「歩行訓練」があります…「道を歩く練習」ですね。来年度からは小学生になり、子どもだけで道路に出る機会も増えることから、みんなで千川通りまで行き、実際の交通のある中で、信号を見て横断します…もちろん、先生方やお巡りさんと一緒に行くのですが。
植物園への行き帰りや消防署見学、また日々の通園で使っている子も多い道です。しかし、今日は特別な感じがありました。知っている道であっても、状況(環境)によって子ども達は変わるなぁ、という事です。
今日は、6人程の小グループに分かれて横断歩道を渡りました。自分で信号を見て、青になったことを判断し、左右を見て車の動きを確認し、手を挙げて渡る。いくつかの動作があって、全体として「安全確認」をして自らの行動をおこすわけです。この「小グループで」というのが、今年の肝でした。今までの「園外保育の行き帰り」は、大人の人数の関係もあって、「クラス単位で、一回の青信号で渡る」というやり方だったからです。
子ども達は、きちんと自ら判断して行動していましたよ!あるグループでは、渡り始めた時に丁度バス(B-ぐる)がやって来ました。車道は赤信号なので当然止まるのですが、ある子はきちんと「止まるまで」バスを見届け、それからサッと渡っていきました。「おぉ、自分で判断している!」嬉しくなりました。また、お巡りさんも振り返りの中で、彼のことに触れてくれました。「千川通りで歩行訓練をする。内容は信号のある横断歩道の往復」。文字にするとそれだけですが、実施の時の環境が、子どもに与える影響は大きいと思います。
そう言えば、「少人数で」というのは、朝の活動ー言葉の時間でも、取り入れることがあります。全体として「読める」ようになってきた頃、「じゃあ、女の子だけで」「この机の子だけで」というグループ活動を入れるのです。そうすると、1回の活動について1人ひとりの密度が上がるのでしょう、子どもなりに状況が変わったことを察知するようです。そして、全体で一斉にしていた時とは違う行動が生まれやすくなります。
どんな規模の集団(または個人)で活動を行うか?それによって子どもの活動(環境への対応でもあります)は変わってきます。これ案外、見過ごしがちなポイントではないでしょうか。
就学と安全については、昨年度のP連講演会の記録もご参照下さい。
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