学校法人明照学園
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定番に親しむ

定番に親しむ

2011/06/06

今日は、2週間空けてのお御堂参りを行うことができました。朝から快晴で「あーよかったー」と声に出してしまいました。余りにも間が空くと、特に年少さんは最初に戻ってしまうことがあるものですから。みんなすっかり雰囲気にも慣れ、全クラスが揃うまで、静かに待つことができます。最後のクラスが「遅くなりました〜」と座ると、挨拶から始まります。私が一言しゃべり始めると、子ども達の視線がきゅっと集まります。素晴らしい集中力ですね。今日は「桃太郎」をお話しました。定番中の定番、知らなければいけない(大人達として、伝えておかなければならない)、そう「誰でも知っている筈」のお話です。しかし、先日ちょっとショッキングな話を聞きました。読み聞かせをしている方が、ある幼稚園へ行って「桃太郎」を演じたら、みんな「知らなかった!」そうです。浦島太郎、かぐやひめ、金太郎。みんな何百年と語り継がれてきた、磨かれたストーリーです。物語は疑似体験です。戦隊物ばかり見ている子が、「自分も!」と思って「その世界にぴったりになっていく」ように、物語が体に入ると、その世界観・価値観が子どもの中に形成されていくような気がします。桃太郎ならば、「育てて貰った恩」「力を合わせること」「ちゃんと評価すること(きびだんご)」「謝る相手を許すこと」「冨を分配すること」など、様々なモチーフが表れます。いちいち説明する必要はありません。「どうしたらいいのかな?」という行動基準として、自然と子どもの身に染みていきます。だから、定番の物語は優れていると思うのです。あ、明照の子たち?みんな知っているようでしたよ。自分の知っているストーリーを聞くのは、子ども達の好む事です。これを「知ってるよ!」と聞かなくなってきたら、親子関係変化の時期を迎えていると思って下さい(大袈裟)。

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明照幼稚園
住所: 東京都文京区小石川4-12-8
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