程度言葉は使いよう(2019年1月園だより)
2026/02/04
ある本で、「程度言葉」という分類を見ました。具体的な行動ではなく、「しっかりしなきゃ」「ちゃんとして」といった、雰囲気優先の言葉です。日本文化的なものと思いますが、使い方はちょっと注意が必要だと思います。
この間、家族と話をしていて「その言い方では、フンワリしていて良く分からないよ」と言われました。どうやら「具体性に欠ける。不明確だ」ということのようですが、「フンワリ」自体が私には初耳だったので、面白いと感じました。しかし最近、アンガーマネジメントの本で「程度言葉」という言い方に出会いました。冒頭にあげたような「しっかりしろ」「ちゃんとしろ」「それが普通だ、常識だ」というような「程度言葉での叱りは、うまくいかない事が多いです」というのが文脈です。
確かに「ちゃんと」と言った側には、その「ちゃんとした具体的な姿」が何らかイメージされているのでしょう。「部屋の物がすべて収納されており、床に直接置かれていない」とか。しかし、そのイメージがどれだけ共有されているかと言えば、それは分かりません。
仲間内であれば=共通の経験を多くしていれば=逆に事細かに言う必要はありません。「やっといて」「やってあるよ」「ありがとう」で事が済むのは、イメージが共有されているからですね。
ひるがえって、親と子どもというのは「共通の経験を積み重ねている最中」で、かつ子どもは圧倒的に経験が少ないです。子ども相手に「常識だよ」という親はいないでしょうけれど、「ちゃんとして」を連発してしまうことはあるかも知れません。
言葉掛けは有効な物を使いたいものです。具体例を積み上げて、経験とイメージを共有して初めて使える「ちゃんと」。イメージが共有されないうちは、具体性が大事ですね。
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